アースデイ:足元の呼吸、地球の鼓動

1970年4月22日、アメリカで始まった「アースデイ(地球の日)」。 私が生まれる前から、地球の未来を案じ、手を取り合おうとした人たちがいた。 それから半世紀以上。今の世界は、どうだろうか。
ニュースに目を向ければ、大国のリーダーが語る「正義」や、国を守るための高圧的な振る舞い、自然を置き去りにした開発。 国を背負う責任ゆえだと理解しようとしても、そこに「相手を尊重する心」や「海や土への畏敬の念」は、どれだけ残されているのか。
かつてアースデイを産んだ国で起きている矛盾に、胸が締め付けられる。
一方で、私の足元には、今年も変わらずユキノシタが「虎の耳」を広げ、ラベンダーストエカスが凛とした香りを放っている。 この「小さな神秘」たちは、国境も人種も関係なく、ただそこに在る命として、懸命に地球の一部を担っている。
国や立場を超えて、本当の意味でお互いを大切に思い合えるようになるには、何が必要か。
「個々の心身のゆとり」 自分が自分でいいと許せているか。 深く呼吸ができているか。 道端の花に気づけるほどの、心の余白があるか。その余白が、やさしさを生む
一人ひとりの心に「やさしさの循環」が生まれたとき、その波紋は、いつか国境を越えて地球全体を包むと信じている。
庭のユキノシタを摘み、チンキを仕込む。 目の前のお客様に、森の香りで深い呼吸を届ける。
大きな世界は変えられなくても、この「足元の宝物」を守り保ち続ける。 それが、2026年、そしてその先の未来の子どもたちへ繋がる、私なりのアースデイの誓い。

