国が注意喚起!精油原液塗布

私も以前から、このことに関しては何度が投稿したり、お伝えしたりしてきましたが、Troneのお客様は原液を直接塗布することは危険と思っている方も多いので、それは心配していないのですが、

意外と知られていないのは、入浴にお風呂に数的原液をたらして入る、もしくは塩に混ぜて入れるのも、直接精油の原液が直接肌に付ける事と同じことが起きているという事。

精油は字のごとく油のような性質を持っているので(実際は油ではありませんが)水に油が溶けない事と同じように、お湯にも溶けません。塩に混ぜても塩は溶けますが、精油は一緒には混ざりません。

精油には、どんなに香りが良くても、肌に直接つくと刺激になる成分もあったり、体調や体質、年齢によっても注意が必要な精油があります。

だったら入浴剤の方が安心、という考えもありますが、入浴剤で使われているのは、合成香料+着色料。

肌に良い物でもありません。。。特に身体を洗った後は、使うボディーソープにもよりますが、肌のバリア機能が弱まっている状態。そこに科学的なものが付きます…

お風呂に精油を入れたい時は分散液が必要です。(精油用乳化剤バスミルクや、個人的にはあまり推奨してませんが無水エタノール)

肌に精油が付くこともなく、香りを楽しめる方法は、湯桶に熱めのお湯を張り、数的垂らして香りを浴室内に拡散する方法です。特にお風呂は、リラックスする目的もあると思うので、香らせるだけで充分です。

その他、危険なのは粘膜に付く事。口、喉、目、膣など身体の内部に、菌やウイルスが入らないように粘膜で守られています。粘膜部分に精油が付くと、精油には溶解作用があるものもあるので、粘膜が溶けます(ただれる)油と同じような性質なので、付くと取れにくい。油が手に付くとベトベトして、せっけんではないと取れない状態になります。

それだけでなく、内臓に大きな負担をかける事に繋がります。薬は、決まった配合で作られているので、医師の診断なく自分で薬局で購入して、用法容量を守れば、大きなトラブルなく使う事ができますが、精油は、植物そのものの成分を凝縮したもの。かつて薬として使われてきた植物が原料の精油も多くあります。

私が学んだNARDでは、はちみつに数的垂らして引用する、もしくはカプセルにいれて飲用する方法もあります。実際、そこまでは私は少し不安でできず、商品として、既にできているものを使うようにしています。

協会によっては、その協会独自が出している液体に混ぜて飲用を進めているものもあります。

良くなった、効果があった事ばかりが注目され、トラブルやリスクは隠れてしまっていたり、もしくはトラブルが起きて、アロマ全部が危険なもの、とされてしまうのはとても残念です。

アロマの最大の力は香り。塗布することで、得られる事も役立てる方法も、たくさんありますが、香りが働きかける脳への作用が体には大きいと思っています。

ヒトが誕生したのは20万年前。もともと植物と共に生きてきた動物。植物なしには生きていけない生き物。世界各地で植物を活用しながら生き伸びてきました。

その知識や知恵が、精油の使い方にも反映されているものもあります。

日本と外国では、アロマに対する考え方、使い方が違う面もありますが、日本特有の薬草や、植物を活用した郷土料理、産業も多くあるので、日本で精油やアロマが流行したのも、もともと日本人が持っている植物を生活に取り入れてきた文化と重なることが多かったからのような気がします。組香という香りを楽しむ、茶道や華道と並ぶ日本を代表する芸道もあります。

ヒトが人でいられるために、自分や身の回りの人に役立つ手立ての一つとして、精油を生活に取り入れる方法を知っておく事も、情報に惑わされず、自分を取り戻す、自分を見失わない為の術にもつながると思っています。

精油を原液で塗布したり、飲用しなくても役立つこと、そもそも、普段の生活習慣、食生活が土台になっている事を忘れずに、過ごしたいですね。