夏土用の過ごし方

今年は7/30が土用の丑の日

土用とは季節の変わり目の期間。方向や日時を十二支で表し、30日は丑の日に当たるので土用の丑の日。

土用期間は土いじりは×

土用期間は土の神様が土に宿る期間ともいわれ、土いじりや、草むしり、家の工事など土を掘ったり、動かすことは良くないともいわれています。夏の土用期間は立秋までの18日間とされています。

土用の丑の日は鰻…というわけではない??

鰻が売れなかったからという説も。

土用期間は季節の変わり目で、身体も切り替わる時期。この時期は、日頃の生活習慣が乱れがちな現代の人たちは特に、体調を崩しやすい時期でもあるので、スタミナを付ける事、東洋医学で言うと、【腎】を養う事で精(生命の源)が付く。腎を養う食べ物は黒い食べ物とされ、「う」の付く食べ物+黒い食べ物=鰻、となったようです。

なので、鰻を食べないといけないわけではなさそうです。

因みに、秋はたのつく青い(緑)ものがいいとされています。

うの付く食べ物…うどん、ウリ、梅干し、など

黒い食べ物…ゴマ(煎りゴマは消化に悪いので、すりごまの方がおすすめ)、海苔(海藻)など

鰻を食べるより…

今の時期、気を付けた方がいいのは、スタミナより、胃腸をいたわる事。

冷たいものの摂り過ぎで、胃腸が冷え、胃腸の働きが弱まり、食欲が落ち、夏バテになりやすい。特に最近の夏は、異常な暑さで冷たいものを欲します。

胃腸は筋肉でできているので、冷えすぎると、温める為に余分なエネルギーを使うので、エネルギー不足になり、消化活動も落ち、食欲が落ち、夏バテになる、という方が多いようです。

よく噛んで、腹八分目。冷たいものの間に、温かいものも摂る

おさ湯、スープ、朝のお味噌汁はとてもいいそうです。

おまけに筋肉は寝る事でしか回復できません。

寝苦しさから、寝不足になり、より一層夏バテが起きやすい状態です。

寝る前のスマホ、iPad、ゲームなどのデジタル画面も脳を活性化させるのでNG。

鰻は精を付ける為にはいいのですが、油分が多く、消化不良になりやすい、胃腸の調子がいまいちの場合は、無理に鰻を食べるより、

梅干し温かうどんすりごま掛けなど、「う」の付く食材でオリジナルの胃腸をいたわるメニューを作ってみてはいかがでしょう?

夏は胃腸を養う、黄色い自然の甘みのある食べ物(カボチャ、ジャガイモ、トウモロコシ、大豆、パイナップル、卵黄、味噌など)を摂るとよいとされています。どれも気節のお野菜に果物。季節の食べ物を取り入れる事で、自然と身体を整える事につながっていきます。