手放す

ここ数ヶ月、自分の体とずいぶん向き合っている気がする。向き合わないといけない状況になった、というほうが正しいかもしれない。

お腹の調子がずっとすっきりしなくて、いろいろ調べてみると「過敏性腸症候群(IBS)?」に当てはまることが多く、自分の内側の声に耳を澄ませながら、食べているものを振り返る。 そこで突きつけられたのは、「今まで体に良かれと思って、取り入れていたもの」「少し楽したいから、していたこと」を、手放すという事だった。※結局、過敏性腸症候群ではなかった。下に後述あり

世間の「正解」「常識」「あたりまえ」が、今の私の体にとっては重荷になっていたという事実。 それを認めて引き算していく過程は、少し勇気がいったけれど、なんとなく心もお腹も軽くなる選択でもあった。

そうやって食事を見直してみたときに、改めて猛烈に迫ってきたのが、現代の社会に溢れる「添加物」の多さと、「人工香料」の存在。

五感が少しずつクリアになっていくからこそ、今まで麻痺して気づかなかった「不自然なノイズ」に、体が敏感に反応するようになる。

私はアロマセラピストとして、毎日「香り」を扱っている。 植物が命をかけて作り出した本物の精油の香りは、私たちの脳や心、体に素晴らしいメリットをもたらしてくれる。それは私が誰よりも信じているし、これからも届けていきたい光。もちろん、使い方を間違えれば、デメリットにもなります。

だけど、「香り」が持つ影響力は、それだけじゃない。 強力に作られた人工の香料をが、私たちの体にどんなデメリットや負担を与えているか。 大人はもちろん、自分で選ぶ力を持たない子どもたちの未来に、知らず知らずのうちにどんな影響を積み重ねてしまっているのか。

誰かを、あるいは社会を責めたいわけじゃない。 親の責任でもない。そうなってしまった社会には、そうするしかなかった経緯もあるんだと思う。ただ、私たちの周りには、親の世代のときよりも格段に化学的なものが増えて、しかも強力になっている、という厳然たる事実がある気がする。

だからこそ、情報を頭に詰め込むのを一度やめて、自分の「体感」を信じて、自分で選べるようになっていきたいな、と思うし、そう思ってくれるきっかけを作れたら、と思う。

日々の暮らしに潜む違和感に、一人ひとりが「あれ?」って気づいて、立ち止まって考えてみる。その小さなきっかけになれたら。

一滴の精油の香りが、麻痺してしまった五感のセンサーを呼び覚ますランプになってくれたらいいな、と思う。

そんなことを考えながら、庭のわちゃわちゃしたハーブ達の香りを感じて、夜の風にあたるのが、私の最近のリセット方法。精油はもちろん好きだけど、形ある自然の香りにはかなわない。この静かな暮らしのなかに、自分なりのリセット法をたくさん見つけていきたい。

そのあとも、よくよく調べていくと、どうやら敏感腸というものらしい。正式病名ではないそうですが、過敏性腸症候群に当てはまらいけど、何かの要因で下痢になってしまうタイプの腸のことを、専門家の人たちはこう呼ぶのだとか。何に敏感に反応するかタイプは4つ①特定の食べ物、添加物、油②ホルモン(生理前~生理中)③自律神経(午後の疲れ、気圧、寝不足など)④冷え 私の場合はすべてに当てはまるようで、大体の人が一つだったのが、2つ3つと増えていき、大体そろってきた段階で、普段の食事を見直すことを始める。私もそのパターン。これは、日ごろの食事や生活の積み重ねと、年齢的なホルモンバランス、消化能力の低下、日々のストレス度合いが関係している。過去にノロウイルスなど胃腸に何らかの菌やウイルスが入ったことがある人も、敏感腸になりやすい要因なんだとか。いずれにせよ、良かれと思ってやっていた習慣でやっていたことは、やめたほうが自分のお腹には良いみたい。大好きなカフェも、週一のパン屋も外食も①に該当してしまうものが多く、旦那さんにも協力してもらいながら、あれこれ見直し中。