最近、成分表を見て思うこと
最近、お客様のフェイシャルが増えてきています。同時に年齢によるお肌のトラブルの相談も多いです。
先日も、相談があり、使っている化粧品の成分表を見せていただきました。
お肌のお悩みが、もしかしたら、ここからきているかもしれない、というものがありました。
専門家でも専門医でもないので、診断はできませんが、調べる事はできます。
もちろん、どのメーカーさんも成分や肌にいいことを考えて作っている、と信じたいですが、そうではない場合もあります。
あるメーカーさんでは、まずタレントから決めるんだとか。そこから、イメージカラー、デザイン、CM、広告、SNS、最後に成分なんだそうです。肌で悩んでいる人、良くしたくて、色々選んでいる私たちからしたら、がっかりな話です。
化粧品の価格は宣伝費も広告費も含まれいます。本当に、CMのタレントさん、その商品毎日使っているでしょうか…個人的には使ってないでしょ、と思ってしまいます。
最近、アミアの販売もかねて、デリケートゾーン用のソープばかり調べていたせいか、ものすごいスマホ画面の宣伝がデリケートゾーンソープだらけなのですが(笑)わかったことがあります。
そのソープもトップに書いてあるのは、ほぼ
無添加、○○成分配合。
全成分が書いてあるのは、いちばーー・・・ん最後
中には、最後まで見ても、あれ全成分のってませんけど?というものもありました。
全成分なんて、よっぽど気にしている人しか見ませんよね。
でも、そこに落とし穴があるんです。
無添加表示、少し気を付けないといけません。
日本では、添加物として表示しないといけない成分があります。それが含まれていなければ無添加、とできます。
が、添加物にも指定されていない、あまりよくない成分はあります。日本ではまだまだグレーゾーンのモノが多いそうです。
でも、無添加表示だけで体には優しそう、という感じを持ちますが、そうでもないかもしれません。
そして、美容成分○○配合!
たとえ、0.0005mlでも入っていたら、配合と表示ができます。ちなみにアロマの入っている瓶を傾けて出てくる一滴が0.05ml。
0.0005って・・・?
どれだけ入っていても、肌に浸透させるには500ダルトンまで成分を小さくしないといけません。さらに肌のバリア機能を通り抜けさせる技術も必要です。それができるメーカー、技術を持っているのは、そんなに多くありません。私が知っているのも一つの企業(研究チーム)だけです。因みに、コラーゲンが約30万ダルトンです。コラーゲンをたくさん配合させた商品でも、肌表面にコラーゲン膜を作ってプルプルに見えているだけかもしれません。
デリケートゾーン用のソープに乳酸菌入りのソープがありました。確かに、膣内は弱酸性に保たれています。…が、どこまで洗うのでしょう?そもそも、匂いが気になって洗うなら、外側です。外の汗腺(アポクリン線は皮脂油も出る汗腺)だから、水洗いだけでは、汚れが落ちないから、落としすぎないようなソープを使うことが大事なんです。ですが、あくまでソープはソープ。界面活性剤が入っています。中まで洗ってしまったら、いくら乳酸菌が入っていても、泡と一緒にもともといた乳酸菌まで洗い流してしまうので、どんだけ乳酸菌が配合されていても、意味がないのでは…むしろ、中まで洗わないと、勘違いしてしまう人がいないか心配です。
○○ランキング総合1位!!
口コミランキング1位!!
ほんとに?一体いくつランキングがあるのでしょう…。ランキングも口コミも大事です。私もお店をやっているものとして、口コミはよく見ます。でも、良くない口コミにこそ本当の声があることも忘れてはいけません。
化粧品、食品は成分表示は嘘の記載はできません。必ず、全成分を表示しないといけません。なので、その商品がいいか悪いかは、やっぱり表示を見るしかないんです。上から順に多い順に記載されています。
だから、
成分表を見る習慣をつけましょう
これが、自分の身体、肌を守るためには絶対必要な習慣だと思います。
せめて、タレント、CM、ランキングに惑わされないようにしてください…
確かに、BTSの写真の入った商品、買いたくなります。人気タレントさん使うのは本当にズルい…。
CMがなくたって、本気で商品を作っている人もたくさんいます。そんな商品と出会いたいし、出会ってほしい。お客様にも共有できたらいいなと思っています!
まだまだ、勉強中ですが、成分ご相談いただければ私も調べますので、お気軽にご相談ください!