アロマテラピーにいかす東洋医学の知恵

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先日NARD JAPAN(ナードアロマテラピー協会)のレベルアップセミナーに参加してきました。

私は、NARD JAPAN認定のアロマインストラクターの資格(アドバイザー養成の認定校の申請ができる)を持っていたりします。※申請はしておらず、認定校ではありません。国産アロマyuicaはTroneは認定校です。学びたい方は、ご連絡ください。

今回講師だった小池先生は、もともと東邦大学で薬学部の教授で、香りの研究に注目されていない時から、アロマの香りがもたらす、身体への効果などの研究をされ、東邦大学の薬学部にアロマテラピーや植物療法学ぶ科目増やし、東邦大学病院の外来に漢方外来、整体外来、アロマテラピー外来を開設した先生です。今は引退されているそうですが、これまでの研究や、医療の中で植物療法の重要性を広められてこられた先生です。。

西洋医学=病気と真っ向対決

病気は身体の部品に障害が起きている。障害が起きた部品を交換したり、取り除き治療する。

データーや数値上、異常がなければ、治療ができない。

東洋医学=病気の力をかわして弱める

ひとつの器官を重視するものではなく、全体のバランスを整える事で、自然治癒力を高める事が治療の基本。

異常が出ているのは、その箇所のみならず。他の部分とのつながり、をみて、健康な状態を目指す。

検査結果が正常=健康とは限らない

心と身体が整っている事が健康。数値に異常がないけど身体はしんどい、だるい、やる気が起きない…

季節の変わり目、風邪のひき始め、日常のストレス、加齢に伴う身体の変化…外的要因、内的要因は原因は一つとは限りません。

大事なのは、それらの要因を払いのける気力がある事。

気・血・津(水)と五行(木、火、金、土、水)

東洋医学には、とにかくバランスを大事にしています。

詳しくは近いうちに

すべてはバランスの上で、健康が保たれているから、どれか一つを強めても、元気にはならないという考え方。逆に、どれかの力が弱まっていたら、それに伴って全体的に弱まる、という事。

例えば、気が強すぎると、つながっている血も津もフル稼働させてしまうことになり、疲れやすくいずれは、気が弱まり、すべての循環も弱める事に…

また間違った食事制限は血も気も不足状態、津の巡りも悪くなり、体調を崩しやすくなります。

食べ物や五臓六腑、季節などは5行の上に成り立っているというのも東洋の考え方。

身体を整えるために、季節の食材を取るのがいい、というのはこの考えからきています。

ちなみに今の時期は、冬。五行では‟水”乾燥の時期におすすめなのは、呼吸器を潤す食材、大根、蓮根です。冬のお野菜。

これも話が長くなりそうなので…のちのち上げていきます

アロマテラピーはバランスを整えるものの一つ

東洋医学、漢方、薬、食事、運動、睡眠、ハーブ、サプリメント…身体を治したり、整えたり、色々な手段、情報があるなかの一つでしかないアロマテラピー。

アロマがすべてではありません。かといって、リラックスするためだけのものでもなく、使い方、取り入れ方によっては、解決できなかったことが解決すかもしれない、可能性を秘めているのも確か。

アロマだけでなく、食事、運動、肌の事、東洋医学の事、多方面の知識も取り入れながら、バイリンガルなセラピストを目指して、少しでも、解決できない悩みが、サポートできるアロマセラピストになりたい!強く思いました。

私が持っているNARD JAPANアロマインストラクターという資格はアロマがどういう成分でできていて、どのような効果効能が期待できるか、というアロマが持つ力を成分から学びました。色々な柵から抜け出せずにいましたが、ようやく抜け出せそうです…伝えるべきことは伝えるのが、私の使命だと感じている今日この頃。

急に意味深発言、になってしまいましたが、もっとアロマの真の部分を伝えていきたい!という意味です。今までは、車の免許持っているのに、危ないから、乗らずにいた、みたいな感じでした。もっと、遠くの景色を楽しむために、車に乗ろうと思います!ってことです。余計、意味深発言??