子ども用サプリ

最近、広告でよく出てくる子ども用サプリ。当てはまる子が多いようなうたい文句、気にしている親御さんなら、買いたくなってしまいそうな広告、飲ませないといけないのかも、と思わせてしまうような言葉。

でも、、ちょっと待ってください。本当にそのサプリメント、必要でしょうか?

子どもは、まだ成長期。自分の力で、自分を守る物質を分泌する力を付けている時。食べ物を食べ、運動し、十分な睡眠をとることで、体内で必要な栄養を作ります。骨や筋肉、血液、免疫、ホルモン、まだ、医学でも解明できないようなシステムが身体の中にあります。そこへ、過度に何かを補うようなことをすると、せっかく自分で作ろうとしているものが、既に十分足りている状態、むしろ余っている状態になると、身体は作らなくなります。機能しなくなります。更に、サプリメントにはいろいろな添加物が含まれている事も多いので、その添加物を処理する力が、まだ完全に出来上がっていない子どもの身体には、もしかしたら、負担になっているかもしれません。

サプリメントも色々です。医薬品に比べ、安価で商品にしやすい。効果もはっきりしているように見せていますが、実際はそうではないものも多いそうです。

子どもにサプリメントを飲ませる前に、本当に必要か、普段の食事で賄えないか?少し立ち止まって考えてみてください。

人間は、食べ物から体の中で、栄養にするよう出来ています。人もかつては動物。狩りをして獲物とり、草や、木のみ、果物でビタミン、ミネラルを補ってきました。

現在は食が溢れ、困ることはそんなにないかもしれません。その反面、添加物、季節関係なく手に入る生野菜、果物、加工食品、で偏った栄養バランスが、私たちの健康を崩している事も少なからず、あると思います。

風邪をひきやすい、園や学校で流行る感染症は、必ずかかる、免疫力を付けるには、サプリメントではなく、季節に合う食事、自然を心がける生活からはじめてみてはいかがでしょう?

サプリメント、保湿剤、食事、なんでもそうですが、大人と子どもは、内臓も皮膚も消化力も違います。

子どもは、なんでも成長段階。成長段階に与えすぎるのは、成長の妨げになる事も。殺菌、除菌のし過ぎもせっかくの免疫獲得機会を奪う事になります。大人は、必要があれば、補う、という事が大事。大人であっても過度になるのは、良くないです。

とはいえ、もともと持っている力が弱かったり、足りないものを補いながら、自分の力を付けていく必要のあるお子様もいると思います。その場合は、専門家に相談して、何をどのくらい補えばいいか、きちんと聞いた方がいいと思います。ママ友の話、広告の宣伝、芸能人を使った広告の情報は、一度疑ってから、情報を聞いてみてください。