夏休みの宿題

精油の原料となる枝葉
見て触って、貼って
この木の葉っぱはどれでしょう?クイズ

今回、初挑戦だった、夏休みの宿題向けワークショップ。当日まで、何年生の子たちが参加するかわからなかったので、色々なパターンを想定して臨みました。

参加してくれた子は3,4年生の子ども達でした。

一番楽しんでいたのは、実際の葉の香りや手ざわり、形、そして意外だったのは、漢字に興味を持ってくれたことでした。

「全部、木の名前は木っていうのが(木片の事)付いてる!」

「習ったことないけど、書いてみる!」

と、挑戦している姿がありました。

今は学校でもiPadの導入で、‟自分で書く”事が減ってきている中、子どもに書く機会を減らしていいのだろうか…と感じました。

私もスマホにパソコンで、だいぶ書くことは減りましたが、手帳や通信、メモはアナログ派

葉の香りの反応も、1日目と2日目では、全然違ったのも面白かったです。

特に翌檜の香りは好みが分かれました。

葉の香り、枝の香りは、一緒に参加していたた、親御さんにも嗅いでもらいました。

日本の木の枝葉の嗅ぎ比べ、大人の方にとっても、普段なかなかできない体験をして頂けたかな、と思います。

葉の働き、木の働き、森の働き、私も調べながら、改めて勉強になりました。

うわべだけの情報で勉強というのも気が引けますが…。もっと色んな問題が日本の中だけでも起きていると思います。もっと現地で現場のお話が聞ける機会があれば聞いてみたいです。

森は、私たちの為に、酸素を出し、空気や水、土をきれいにし、災害を防いでいるわけではありません。森が生きていく為に必要な活動を、私たちが利用させてもらっているだけなんだなぁ、と思うと、それを破壊してまで、人間の利便性の為だけに、自然の循環を無視して、壊して…それは、地球も怒るよな、と感じました。

個人で地球の為にできる事をしても、なんの変化にもつながらないかもしれませんが、それが、1000人、万人、100万人、となれば、それが世界に広がっていけば…何かしらいい変化につながるはず…。

因みに

人間1人が出す二酸化炭を中和するために必要な木の数は年間約23本

車一台が出す二酸化炭素を中和させるために必要な木の数は年間約160本

家1戸が出す二酸化炭素を中和させるために必要な木の数は年間約460本

だそうです。

一人が意識するだけでも、守られる自然がありそうですよね。

今回、自由研究向けに行ったワークショップでしたが、後日聞いてみると、柏市は自由研究はやりたい子だけ、何だそう…

私が小学生のころは、夏休みといえば宿題、漢字、計算ドリル、野菜の成長観察、絵日記、読書感想文、そして母も悩ませていたであろう自由研究。記憶に残っているのは、薬草調べ。なぜそれになったかは、記憶にないですが、母にもかなり手伝ってもらいながら、かなりの薬草の写真や、効能を書いた記憶があります。それが、今の私の職につながっている、と思うと、自由研究、意外と大事!と思うところです。

日本特有の文化や芸術、伝統、工芸、自然について調べたり、見たり、触れたり、という経験が自由研究を通して、出会うきっかけになることもあるかもしれない、それが、この先の夢やなりたい事につながる事もあるかも?と思うと、親御さんは大変だと思いますが、結構大切な課題なのでは?とも思います。

子どもは、現物に触れて、見て、体験して、が大切です。視覚だけより、より多くの感覚を使った経験の方が脳が活性されます。ipad、パソコンの使い方より、いろんなことを経験する機会を教育機関でもたくさん作ってあげてほしい、と思う今日この頃です。