秋の過ごし方②

ひまつぶしカフェさんのアフタヌーンティーセットの一品スコーン

【酸甘化陰】さんかんかいん

「酸味と甘味を合わせると陰を生む」

陰は体内の血液を除いた水分の総称で、身体を潤し、細胞に栄養を与え、興奮に鎮静のブレーキとして働きます。

喉が渇きやすく、冷たいものを欲し、ほてりやすく、のぼせやすい、すぐイライラする、という事が気になる方は「陰」不足かもしれません。

そんな時は、酸味と甘味を一緒に摂ってあげるのがおすすめ。

酢豚がまさに「陰」不足の時にはお勧めのメニュー

酸味⇒引き締めて、潤いを集める

甘味⇒滋養、元気を養う(砂糖など加工して作られたものではなく自然の甘さ)

もっと手ごろなのは、梅干しご飯です。

梅干しは、昔ながらの酸っぱい梅干しが良いです。ご飯はよく噛むと自然の甘さがあります。

さつまいもの檸檬煮もおすすめ。

とはいえ、なんでも取り過ぎ、やりすぎは良くありません。

養生という言葉がありますが、

養生は何かを補う、摂るという食事の事の前に、夜の十分な睡眠と昼の十分な活動。これが人間の土台。これがしっかりできてからの食事。

あれが良い、これが良いと、どんどん補っていく事が養生ではありません。

人は、地球で生きていく為に設計されています。

食事は常に、必ずある、という事は限りません。なのである程度、食事がまともにできなくても生きていられるように、できています。

ただ、規則的で変化がない事には、対応できていないそうです。

例えば太陽。太陽は私たちが生きている間になくなることはないと思います。

太陽があることで、昼、夜があります。このリズムが規則的にあることを想定して人間の身体はできているので、昼夜逆転の状態になってしまうと、とてももろく、体調を崩しやすくなります。

なので、今の社会環境、働き方は人間の身体をもろくさせているように思います。

縄文時代、江戸時代の様な暮らしがしたい、というわけではありませんが、Troneに来てくださるお客様も、昼夜関係なく働かないといけない環境の方、たくさんいらっしゃいます。色々な職場で人が足らず、ひっ迫しているという話もたくさん聞きます。どこから、どう見直していく事が今必要なのか、今私たちが整体や矯正、アロマで、過酷な状況の中で働いている方たちに何ができるのか。

一人一人、状況状態は違いますが、少しでも崩れにくい身体と心のメンテナンス場所となるように、私たち自身もしっかりと養生していきたいと思います。