秋土用の過ごし方

【ウマムイ】現地の方言で“お守り“。この地域のかたは珊瑚をお守りにしているんだそう。どうしても増えてしまう風化した珊瑚を、どうにか使えないか、と考えられたのが、燃料。現地の物を現地で生かす。sdgs。

秋土用とは立冬前18日間

2023年は10/21~11/7まで。

この期間は、土の神様がこの時期には土の中に宿る期間とされ、

土に関する事(草むしり、土いじり、地鎮祭)をするのは良くない

とされています。

間日となる、未、酉、亥の日(2023年は28日、30日、11/1日)は土の神様が土の中から出て、天上界へ行っているので、土いじりなどをしても良いそうです。

他にも、土用期間は新しい事を始めたり、方角に関する事(引っ越し、旅行など)もあまりよくないとされています。

秋土用期間「辰の日」は青い食べ物と「た」の付く食べ物

青い食べ物は、主に青魚類です。秋刀魚、鯖など

「た」の付く食べ物は、玉ねぎ、大根など

2023年辰の日は25日と11/16日。

良いとされる魚や野菜の旬はどれも秋~冬。その季節の旬をいただくことは、身体を整える為に、必要な栄養が含まれているのでとても大事。秋刀魚…今年も高いのかしら…私もまだ食べてません…

秋土用が終わると立冬。冬の始まり。季節が移り変わる時は、身体も、秋から冬モードに切り替えスイッチが入ります。その間に無理をしてしまうと、切り替えがスイッチがうまく入らず、身体はまだ秋モードなのに、気候が冬になってしまい、自己免疫機能や、体温調整機能がうまく働かず、体調を崩してしまったり、風邪をひいてしまったりします。

以前は、中国由来の「二十四節気」+日本独自の暦「雑節」を取り込んで、日本の季節の変化を把握していました。

暦を大切にすることは、自然のリズムに自分を委ねることでもあります。

二十四節季→立春、立夏、立秋、立冬、春分、夏至、秋分、冬至など。雑節→節分、八十八夜、土用など

夏の土用の丑の日ばかり、注目されがちですが、土用期間をゆっくり過ごすことは、次の季節への身体の準備期間。秋土用は身体を休ませて、しっかり切り替えスイッチを作動を入れてあげる事が、寒い冬を元気に過ごす秘訣です!

なので、土用期間は土いじりや、草むしり、大きな移動など、身体を酷使するような作業は少し止めて、体調を整える為の先人達の方法なんだと思います。

ゆっくり、というのは、あくまで、食事、入浴、睡眠、軽い運動、などで、SNSやゲームなど長時間画面を見て過ごすことではありません。。。それは目の酷使になってしまいます。コーヒー、ハーブティー、アロマの香りなど香りを取り入れるのも◎。特に今の時期は、匂辛夷や月桃、樅などが喉や免疫の調整に役立つ香りの成分が含まれているのでおすすめ。

普段、やらないような事をゆっくり手間をかけて、じっくり取り組んでみてはいかがでしょう。

時短ばかり、注目されている気がしますが、本来、料理や掃除は時間がある程度かかるもの。今と昔は違うけど、物に満たされ過ぎている今こそ、面倒な事でも、ひと手間かけてみたり、丁寧に作ったり、作業をすることの大切さを、子どもと一緒にやりながら、伝えていく事が、必要だと私は思います。便利すぎて、子どもが色々経験する機会を奪っていってしまっている今の環境が今後とても心配。